読みもの

【読みもの②】カットにこめるこだわり

 

kitsukiはカットに重きを置いています。カラーもパーマもカットという髪型の土台がしっかりあってこそ輝くもの。さらには再現性に大きく関わるからです。

どんなに綺麗な髪色でも「髪型」がいまいちだと気にいるものにはなれません。逆に退色した色でも形が整っていればそれすらもよく感じられたりします。悩みを解決したり、新しい髪型を見つける第一歩はカットかなと。

今回はそんな目玉商品のこだわりについてお話しさせていただきます。ただ切っているように見えて実はこんなことやってたんだなと思ってもらえたら嬉しいです。

 

カットですることは大きく分けてふたつ

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カットは、【形をつくる】【調整をする】この二つの工程があります。ともに大事なものでどちらかだけで仕上げることはほとんどありません。

kitsukiでは形をきちんと作るカットを心がけています。

再現性に大きく関わる骨組み

形を作ることは、家に例えると土台を整え骨組みをしっかり作ること。災害にも負けず長い期間安心して住むには崩れない設計は欠かせないかと思います。

髪型で言えば顔型や骨格に合わせ長さを決めシルエットをしっかり作ります。コテやパーマに頼る前にできるだけ切り方で形を作るのです。

「できるだけ簡単にしたい」に応えるにはこれが欠かせなく、濡らして乾かしたら理想の形に近づき、足りなければ巻いたりワックスをつけたり手を加えればいいように仕上げます。

風に吹かれても揺らされても安定して過ごせる家のように、きちんと切られた髪はまとまり良くサロンの仕上がりに近づきやすい。

土台のないものにいくら装飾をしても崩れたり長持ちしません。髪型は家に帰って自分で再現できるかがとても大切なので、骨組みを作るようなカットをしっかりやるように心がけています。

骨組みの基本は生えぐせに合わせること

十人十色という言葉があります。これは髪の毛にも同じことがいえて、みんなそれぞれの髪質とくせを持っています。

地盤がしっかりしていると安定した土台ができるように、生えている方向に合わせカットすることは安定した再現性に大きく関わります。

日本人の多くは右側がはねやすくまとまりにくい。なので左側とは違う切り方が必要な時があります。左右対象に仕上げるために、左右非対称なカットをするのです。

直毛でもくせがあっても生えぐせによってシルエットが変わることがよくあります。

十人十色な髪の毛は、随時確認しながら対応していく必要があります。

 

必要な部分を残していく

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骨組みができたら調整するカットをします。ボリュームを減らしたり、ふんわりさせたり、顔になじむようにしたり、似合わせの作業です。

髪を乾かし普段の状態に近づけてやっています。濡れていてはわからない部分が多いので。徐々に整っていく様子はゲストから見てもわかりやすく、コミュニケーションもとりやすいです。

髪型によって重くなる場所が違う

生えぐせにより伸びたら重くなる場所が違うように、ヘアスタイルによっても崩れやすい部分が違います。

髪型はそれぞれ特徴がありますね。顔まわりが長かったり短かかったり、段がたくさんついたり無かったりと。生えぐせだけでなく、これらによってまとまりにくい部分も調整しています。

毛先を軽くした方がいいのか、すきバサミで毛量を減らした方がいいのか、分け目に合わせてどちらかを少し短くした方がいいのか。そんなやり方です。

どうすれば自宅で再現できるかを考えながらカットをしています。

好みに合わせる

髪型は理論的なものだけではなく、感情にうったえかけるものでもあります。なので、骨格や顔型に合っているからいいわけではなく、ゲストの好みが反映されてるかもとても大事。

むしろこちらの方が重要で、心にフィットしたいないものはどれだけ良いデザインでも喜ばないものだから。

プロの目線からみて再現性を高め、ちょっとした前髪の調整や髪の触り心地、毛先の質感などの好みは確認しながらやるようにしています。

好みや気分。ヘアスタイルを変える理由はなんとなくとかただ飽きたなど毎回たいそれた理由があるわけではありません。

先入観を持たずその場で感じることを大切にしていたいなと思います。

 

やりたい髪型は髪質に合うといい

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髪質に合ったデザインは自分で再現しやすい。こればっかり言っていますが、再現できないと違う髪型になってしまいまたダメだったとなりやすい。

失敗が続くとどうしていいかわからない負のスパイラルにはまってしまうため、自分では何を選んでもダメな気がしてしまいます。

楽しむためのヘアスタイルが大きな悩みになってしまうのはなんとももったいないです。

カットは髪型の基盤なので、一人ひとりに合った提案をしていきたいと思います。